シックハウス被害軽減へ地道な努力:記事
「シックハウスを考える会 函館支部」〓被害軽減へ地道な努力〓
=2005/2/14 北海道新聞 =
シックハウス症候群は、建材などに含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質やダニ、ハウスダストなどが主な原因とされる。症状は目の痛み、頭痛、のどや鼻の痛み・渇き、めまい、吐き気、平衡感覚の失調など幅広い。しかし、自律神経失調症などと似た症状であったり、個人差が大きく、診断がつきづらい。
「シックハウスを考える会 函館支部」は、2002年7月に「建築業者、消費者、医療関係者がともに正しい知識を学ぶ場とネットワークを作ろう」と、建設業界の関係者が中心になり発足した。
-中略-
道内は業界も消費者もシックハウス症候群に対する認識が低いという。過密すぎる首都圏や阪神圏では住環境が良くない分、被害者表面化しやすく、取り組みが進んだ。逆に道内は比較的住環境に余裕がある分、対策が立ち遅れた。同支部事務局では「化学物質を抑えた高品質の建材は割高なため、建築業者も住人となる施工主自身も安さを重視して、素材への配慮を欠くケースも多い」と指摘する。このため、「シックハウス、シックスクール症候群」の知識を深めようと、公開講座が企画された。
-中略-
現在の建材を使う限り化学物質の影響をゼロにすることは難しいが、建材や換気用器具などの選び方、清掃の仕方などの工夫で被害を軽減することは可能という。「住んでいる人がどれだけ認識を持つかが重要」と強調し、公開講座への参加を呼びかけている。
環境ビジネスが猛烈な勢いで加速する中、環境製品や体質改善のためのサプリメントなどが大流行しています。対策方法を主体とした製品開発や食品開発が進むと、広告や大イベントを展開してPR合戦が加熱します。企業主体のビジネスモデル構築の一環とした情報発信は、消費者を混乱させています。企業利益主義が生んだ弊害です。
「シックハウスを考える会」では、消費者利益主義の観点で情報を届けることを主体とし、問題があると明らかにされた特定のメーカーや業者に個別に改善を要求するなど、シックハウス問題の解決に向けて健康で安全な居住環境を提供することを目的としている特定非営利活動法人です。
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